インドは、ハーブ(スパイス)類の一大生産地として世界的に有名であるが、それらのハーブのナチュラル・パワーを活用したアーユルヴェーダは、世界三大伝統医学体系のひとつであり、且つ、最も古い歴史を持っている。中国医学の漢方は、漢の時代(紀元前2世紀頃)に、最盛期を迎えているが、その前の秦の時代には、アーユルヴェーダの外科学をそのまま踏襲したと推察される手術が行われていたのである。もう一方のギリシャ医学の祖であるヒポクラテスが、活躍したのは、紀元前5世紀頃であるが、明らかにアーユルヴェーダの医学体系の中から、ギリシャに渡ったものと見受けられる箇所がある。このことからも、アーユルヴェーダは、東洋医学、西洋医学に多大なる影響を与えてことが、うかがい知れるのである。つまり、アーユルヴェーダは、古代インドで誕生し、東洋において、漢方医学として発展し、西洋に伝わって、アロマセラピーとして、今日の発展を遂げたものと推察される。5000年以上の歴史を持つ伝承医学の姿こそが、アーユルヴェーダなのである。
 アーユルヴェーダの語源は、サンスクリット語のAYUS(生命)とVEDA(科学)からなる複合語で、英語では、LIFE SCIENCE = 生命の科学と言うことになる。アーユルヴェーダは、自然界にある植物(ハーブ)を主体に活用した治療法であり、ハーブの葉、花、種、実、茎、根を煎じたものや、ハーブ・オイルなどを用いて治療する。時には、鉱物などの自然物を使うこともある。基本的には、病気にかからない身体を作る予防医学に重点が置かれている。人間は、本来個々が己の体内に自然治癒力を有しているのであるが、不規則な生活、ジャンク・フード、インスタント食品、食品添加物、保存料、ストレス等の影響で、体、心、魂のバランスを崩すことが病気に繋がるとの考えから、ハーブ等のナチュラル・パワーを活用して、体調を常に正常な状態に保つことを目的とした医学であると言える。
アーユルヴェーダは、体質別の医学とも言われ、人の体質を3種類に大別している。人間の体内には、ヴァータ、ピッタ、カパと呼ばれるドーシャ(エネルギーのようなもの)を有しており、そのバランスによって体質が、決定するとしているので、脈診等のより、その人の体質を見極めた上で、体質に合った治療を施す。漢方医学では、これが、陰性体質、陽性体質に変化している。これらのことから、アーユルヴェーダのキーワードは、「体と心と魂のバランス」と言えるであろう。
 人間は、生まれつき三つの体液(ヴァータ、ピッタ、カパ)のいずれか、あるいは三つの体液のいくつかを複合的に有しており、このバランスが崩れると病気になるのである。ヴァータは、全身の機能を調節する能力である。また、ピッタは、循環器や神経系統の機能を代表するものであり、消化酵素を初めとする体内の広範囲な物質代謝にかかわる酵素にあたるもの。そして、カパは、身体の組織液、分泌液など水分代謝を行う機能や呼吸機能と関連しているのである。インドのアーユルヴェーダの医師は、その人の体質を見極めて、その患者バランスを整えるために、その人にあった食事療法や生活法をアドバイスしていく。そして、バランスを正常値に戻すために、ハーブ、ミネラル、動物性の天然素材等を処方して治療するのである。
現代医学の対処療法と大きく違う点は、現代医学が、問題のある患部を改善するための投薬を用いるのに対して、アーユルヴェーダは、本人の体質改善を目的とした医学だと言うことであろうか。病気の根本原因である体質を治さない限り、根本的な病気治癒は無理であるとの考え方なのだ。現代医学では、高血圧の人に血圧を下げる薬を投与して、無理矢理血圧を下げようとするが、もし、ハーブの服用によって、体質が改善し、自然治癒力によって、血圧が下がるとしたらどうであろうか。自然は、多くの素晴らしい贈り物を人類に与えてくれているのに、それを見過ごして、その恩恵に浴することがないとしたら、如何にも残念なことである。
 20世紀は、大量生産の時代でした。物質的に豊かになった日本国民は、本当に幸せになったのでしょうか。目の前にある問題解決に躍起となり、物事の本質を見ようとせず、挙句の果てに、環境破壊等の多くの問題を残してしまったのではないでしょうか。バブルの弾けた今、毎日100人近い人が自殺をしています。癌で亡くなる人より多いのです。政治問題、教育問題、福祉問題、少子化問題、背筋の寒くなるような犯罪の多発等々、多くの問題が先送りにされ、棚上げにされたままです。根本原因を直そうとはせず、問題の端緒を覆って、一時的なごまかしに終始した結果がこれです。人間の身体も同様ではないでしょうか。対処療法は、あくまでの一時的な回避策にすぎません。病気の根本原因である身体のバランスを正常値に戻さない限り、完治はあり得ないのです。健全な食事、適度の運動、ハーブ等のナチュラル・パワーを借りるなどの生活改善をしなければ、健康的な生活をおくることは無理なのです。アーユルヴェーダでは、5000年もの昔から、体、心、魂の正しい機能維持こそが、健康生活の基本だると説いているだけでなく、バランスのとれた自然との関係を築く方法までも、深く掘り下げた科学なのです。
 アーユルヴェーダは、インドが植民地化された中世に、一時的に消滅してしまったのです。また、その時期に、バラモン階層で、密かに伝えられていた仏典の多くが紛失してしまいました。しかし、インド独立後、海外で高い評価を得ていたアーユルヴェーダは、逆輸入の形で、インド国内において再評価されたのです。その間にも、あー湯rヴェーダは、民間で、密かに、また長きに渡り伝播していたのです。この事実を持って、インド政府は、国立のアーユルヴェーダ大学を設立し、現在、多くの医学を志す人がここで学んでいます。日本でも、同様の薬草学があったはずですが、何時の間にか廃れてしまいまったことは、残念でなりません。今こそ、おばちゃんの知恵袋的な、古来から民間に伝承されてきた日本人の叡智を復活させる時期ではないでしょうか。
 日本人の大好きなカレー・ライス、それから、最近人気急上昇中のヨガは、アーユルヴェーダの流れを汲むものです。カレー・ライスは、医食同源を実践した食事ですし、また、ヨーガは、身体の気の流れを調節し、体内の汚れを体外に排泄させる作用があります。
 21世紀は、身体を壊してから病院に駆け込むのではなく、体調を整え、常に身体のバランスを正常値に保つ努力をしたひとが、健康で豊かに暮らせる時代なのではないでしょうか。あなたは、自分の老後を寝たきりので過ごしますか。それとも、健康で天寿をまっとうする人生を選びますか。

アーユルヴェーダ <AYURVEDA>


 インドは、ハーブ(スパイス)類の一大生産地として世界的に有名であるが、それらのハーブのナチュラル・パワーを活用したアーユルヴェーダは、世界三大伝統医学体系のひとつであり、且つ、最も古い歴史を持っている。中国医学の漢方は、漢の時代(紀元前2世紀頃)に、最盛期を迎えているが、その前の秦の時代には、アーユルヴェーダの外科学をそのまま踏襲したと推察される手術が行われていたのである。もう一方のギリシャ医学の祖であるヒポクラテスが、活躍したのは、紀元前5世紀頃であるが、明らかにアーユルヴェーダの医学体系の中から、ギリシャに渡ったものと見受けられる箇所がある。このことからも、アーユルヴェーダは、東洋医学、西洋医学に多大なる影響を与えてことが、うかがい知れるのである。つまり、アーユルヴェーダは、古代インドで誕生し、東洋において、漢方医学として発展し、西洋に伝わって、アロマセラピーとして、今日の発展を遂げたものと推察される。5000年以上の歴史を持つ伝承医学の姿こそが、アーユルヴェーダなのである。
 アーユルヴェーダの語源は、サンスクリット語のAYUS(生命)とVEDA(科学)からなる複合語で、英語では、LIFE SCIENCE = 生命の科学と言うことになる。アーユルヴェーダは、自然界にある植物(ハーブ)を主体に活用した治療法であり、ハーブの葉、花、種、実、茎、根を煎じたものや、ハーブ・オイルなどを用いて治療する。時には、鉱物などの自然物を使うこともある。基本的には、病気にかからない身体を作る予防医学に重点が置かれている。人間は、本来個々が己の体内に自然治癒力を有しているのであるが、不規則な生活、ジャンク・フード、インスタント食品、食品添加物、保存料、ストレス等の影響で、体、心、魂のバランスを崩すことが病気に繋がるとの考えから、ハーブ等のナチュラル・パワーを活用して、体調を常に正常な状態に保つことを目的とした医学であると言える。
 アーユルヴェーダは、体質別の医学とも言われ、人の体質を3種類に大別している。人間の体内には、ヴァータ、ピッタ、カパと呼ばれるドーシャ(エネルギーのようなもの)を有しており、そのバランスによって体質が、決定するとしているので、脈診等により、その人の体質を見極めた上で、体質に合った治療を施す。漢方医学では、これが、陰性体質、陽性体質に変化している。
 人間は、生まれつき三つの体液(ヴァータ、ピッタ、カパ)のいずれか、あるいは三つの体液のいくつかを複合的に有しており、このバランスが崩れると病気になるのである。ヴァータは、全身の機能を調節する能力である。また、ピッタは、循環器や神経系統の機能を代表するものであり、消化酵素を初めとする体内の広範囲な物質代謝にかかわる酵素にあたるもの。そして、カパは、身体の組織液、分泌液など水分代謝を行う機能や呼吸機能と関連しているのである。インドのアーユルヴェーダの医師は、その人の体質を見極めて、その患者バランスを整えるために、その人にあった食事療法や生活法をアドバイスしていく。そして、バランスを正常値に戻すために、ハーブ、ミネラル、動物性の天然素材等を処方して治療するのである。これらのことから、アーユルヴェーダのキーワードは、「体と心と魂のバランス」と言えるであろう。
現代医学の対処療法と大きく違う点は、現代医学が、問題のある患部を改善するための投薬を用いるのに対して、アーユルヴェーダは、本人の体質改善を目的とした医学だと言うことであろうか。病気の根本原因である体質を治さない限り、根本的な病気治癒は無理であるとの考え方なのだ。現代医学では、高血圧の人に血圧を下げる薬を投与して、無理矢理血圧を下げようとするが、もし、ハーブの服用によって、体質が改善し、自然治癒力によって、血圧が下がるとしたらどうであろうか。自然は、多くの素晴らしい贈り物を人類に与えてくれているのに、それを見過ごして、その恩恵に浴することがないとしたら、如何にも残念なことである。
 20世紀は、大量生産の時代でした。物質的に豊かになった日本国民は、本当に幸せになったのでしょうか。目の前にある問題解決に躍起となり、物事の本質を見ようとせず、挙句の果てに、環境破壊等の多くの問題を残してしまったのではないでしょうか。バブルの弾けた今、毎日100人近い人が自殺をしています。癌で亡くなる人より多いのです。政治問題、教育問題、福祉問題、少子化問題、背筋の寒くなるような犯罪の多発等々、多くの問題が先送りにされ、棚上げにされたままです。根本原因を直そうとはせず、問題の端緒を覆って、一時的なごまかしに終始した結果がこれです。人間の身体も同様ではないでしょうか。対処療法は、あくまでの一時的な回避策にすぎません。病気の根本原因である身体のバランスを正常値に戻さない限り、完治はあり得ないのです。健全な食事、適度の運動、ハーブ等のナチュラル・パワーを借りるなどの生活改善をしなければ、健康的な生活をおくることは無理なのです。アーユルヴェーダでは、5000年もの昔から、体、心、魂の正しい機能維持こそが、健康生活の基本だると説いているだけでなく、バランスのとれた自然との関係を築く方法までも、深く掘り下げた科学なのです。
 アーユルヴェーダは、インドが植民地化された中世に、一時的に消滅してしまったのです。また、その時期に、バラモン階層で、密かに伝えられていた仏典の多くが紛失してしまいました。しかし、インド独立後、海外で高い評価を得ていたアーユルヴェーダは、逆輸入の形で、インド国内において再評価されたのです。その間にも、アーユルヴェーダは、民間で、密かに、また長きに渡り伝播していたのです。この事実を持って、インド政府は、国立のアーユルヴェーダ大学を設立し、現在、多くの医学を志す人がここで学んでいます。日本でも、同様の薬草学があったはずですが、何時の間にか廃れてしまいまったことは、残念でなりません。今こそ、おばちゃんの知恵袋的な、古来から民間に伝承されてきた日本人の叡智を復活させる時期ではないでしょうか。
 日本人の大好きなカレー・ライス、それから、最近人気急上昇中のヨガは、アーユルヴェーダの流れを汲むものです。カレー・ライスは、医食同源を実践した食事ですし、また、ヨーガは、身体の気の流れを調節し、体内の汚れを体外に排泄させる作用があります。
 21世紀は、身体を壊してから病院に駆け込むのではなく、体調を整え、常に身体のバランスを正常値に保つ努力をしたひとが、健康で豊かに暮らせる時代なのではないでしょうか。あなたは、自分の老後を寝たきりので過ごしますか。それとも、健康で天寿をまっとうする人生を選びますか。

 







アーユルヴェーダの体質判断


体質は、人それぞれで違います


アーユルベーター概論

AYURVEDA


アーユルヴェーダのハーブ
  

AYURVEDA HERB


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