アーユルヴァダーは、世界最古の伝統医学であり、5000年以上の歴史を持っています。
中国4000年の歴史より、遥かに古くから、連綿と人類に伝えられた賢人の叡智なのです。
アーユルヴェーダでは、適切な食事、適度の運動をしていれば病気にはならないと既定しています。
そして、心と体と魂のバランスが崩れた時に、人は病気になると。
病気になった場合は、食事療法は勿論ですが、ハーブ等のナチュラル・パワーを活用して、
心と体と魂のバランスを正常な状態にもどし、病気を治すのです。
患部に、薬を投与したり、切除することによって、病気を治す、対処療法の西洋医学と大きく違う点です。
人は、それぞれ独自の体質を持っています。そして、体質に応じて、食事療法やハーブ等を処方します。
この点も、西洋医学と大きく違う点です。あなたの体質は、何でしょうか。

アーユルヴェーダの体質判断

アーユルヴェーダでは、人の体質を大きく3種類に分けて考えます。体内には、ヴァータ、ピッタ、カパと呼ばれるドーシャ(エネルギーのようなもの)を持っており、どの傾向が強いかによって体質が決まる。下の通り身体的なことだけでなく、性格も体質に加味して考えるのが特徴。実際には、ヴァータとピッタなど、2つ以上の傾向を持っているケースが多く厳密には、全部で7種類の体質に分けられる。

ヴァータ

★特徴:痩せ型、乾燥肌、ごわごわした髪質、体力が無く疲れ易い、睡眠が浅い、食欲が変則的、行動的だが長続きしない、気分が変わり易く心配性、記憶力は、良い方だが、忘れるのも早い/軽性、乾性、冷性

★注意した方が良い季節:晩秋〜冬

★注意した方が良い食べ物:渋味、辛味、苦味

★かかり易い疾患:神経疾患、循環器疾患、神経痛、冷え性

ピッタ

★特徴:中肉中背、敏感肌、若白髪、若ハゲ傾向、適度に体力がある、適度な睡眠、食欲旺盛で、食事を抜くのが嫌い、情熱を持ってやるべきことを追求、怒りっぽい、きおくりょくに優れる/軽性、乾性、熱性

★注意した方が良い季節:夏〜秋

★注意した方が良い食べ物:辛味、塩味、酸味

★かかり易い疾患:胃、十二指腸疾患、肝、胆、膵疾患、皮膚病

カ パ

★特徴:ぽっちゃり型、脂性、髪にツヤがあって量も多い、体力も免疫力もある、睡眠が長く深い、消化力が低い、行動力に欠ける、包容力がある、理解が遅いがなかなか忘れない/重性、油性、冷性

★注意した方が良い季節:冬〜春

★注意した方が良い食べ物:甘味、塩味、酸味

★かかり易い疾患:気管支炎、ぜんそく、鼻炎、糖尿病、腫瘍性疾患

  サンケイスポーツ2007113日(土)に掲載された、
ハタイクリニック院長の幡井 勉(東邦大学名誉教授)氏取材の記事から抜粋しました。

アーユルヴェーダでは、適切な食事、適度の運動をしていれば、
人間は本来病気にならないとしています。
心と体と魂のバランスが崩れた時に、人は病気になります。
そして、ハーブ等のナチュラル・パワーを活用して、
バランスを正常に戻し、健康な肉体を維持するのです。


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