摩訶不可思議な国 インド ?!

 


成田空港で、検疫中の40sの袋





袋の中の乾燥茶葉





イマジナルに届いた300sの茶葉
 
  インドから輸入した茶葉は、すでに乾燥済みで、細かくなっているのですが、
日本のお茶屋さんに、搬入して、粉砕、遠赤焙煎加工後、パック詰めします。
より細かく粉砕することによって、味がまろやかになります。
また、遠赤焙煎することによって、味や衛生面においてもグレード・アップします。





イマジナル販売店探訪 2015年8月号 
 

待ちに待ったホーリー・バジルの茶葉が届きました。

これまで、イマジナルのホーリー・バジルの茶葉とエッセンシャル・オイルの輸入を一手に引き受けてくださっていた大矢泰司氏(元日本ホーリー・バジル協会理事長)が、昨年の11月に急逝され途方にくれていまいました。取り敢えず、マンダラ・ミュージアムにあった在庫を引き受け、とうざを凌いでいたのですが、在庫があるうちに、別の輸入元を確保すべき必要にかられ、2月初めより八方手を尽くし、原材料の輸入活動を開始しました。最終的に、すでにインドから商品を輸入されている方に無理を申し上げて、輸入元関連の書類等をお渡しして、お願いしました。この時は、23ヶ月で、入荷できるであろうと安易に考えていたのです。

まず、第一関門は、大矢氏の輸入元であるA社とB社にコンタクトを取ったところ、いずれも、「大矢氏も(株)ナチュラルプロダクトも知らない。」との返事。新たな契約をお願いして見積もりを取ると、高額の返事でした。昔のインボイスのコピーを提示すると、ようやく、「それは、昔の価格なので。」と、少し高い金額を提示されたので、了承することに。このやり取りだけで、数か月を要する。次に、航空運賃と船舶の料金と日本までの輸送期間を問い合わせると、これだけで、10日間を要する。全てを了承して、請求書発行をお願いすると、約1週間後に、「現在、在庫が無い。」との返事。新たにゼロ・スタートである。私の思考回路が停止する。品切れの期日ばかりが近づく。悪魔の日々が、続く。イマジナル閉鎖の可能性が、頭に浮かぶ。

幸い、お願いしていた方の御主人が、インド人の方であったので、彼のビジネスのためのインド出張の時、仕事の合間をぬって、各方面に問い合わせをしてくれました。ようやく、重いドアが開いたかのように、出荷が確定し、代金の送金をしてから、デリーの空港に届くまでが、また、長いこと。7月中旬に、エッセンシャル・オイルの注文の一部が届き、茶葉は、7月末に、500sが届いた。

ところが、ここでもトラブルが。茶葉は届いたのですが、商品化してくれるお茶屋さんが、お盆シーズンに突入し、お盆明けでないと製造できないとの返事であった。押さえておいた日程より、2週間以上延びたこちらの責任である。

この半年は、「ゆほびか」効果による注文が殺到し、多忙を極めた上に、輸入関連のドタバタで、性も根も尽き果てた感じである。これまでの大矢氏の苦労に、しみじみと感謝する今日この頃です。

 

 


 


※ひと口コメント:インドは、長い間植民地にされていたが、
不幸中の幸いと言うべきか、英国領であったため、英語を話せる人が多数いる。
そして、偶然にも、アメリカの真反対に存在すると言う地理的条件を得た。
アメリカが夜の間は、インドは、昼なのである。
つまり、アメリカが対応できないインターネット関係の電話応対が、可能なのだ。
そんな訳で、21世紀に入り、インドのIT関連事業が飛躍的に伸びたのである。
また、インド人は、二桁の九九ができるように、計算に強い国民なのだ。
人口も将来的には、中国を追い越すだろうと言われている。
正に、脅威の国である。
しかし、ビジネスに最重要課題である信頼性とは、契約書を守る、期日を守る等、
日本では、当然のこととされていることができないと、
今後の発展の足を引っ張ってしまうのではないでしょうか・・・
  

   

                    

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